来熊2年/改めて熊本の交通問題を考える
★熊本県内の幹線道路ネットワークは脆弱であり、また熊本都市圏の交通渋滞も解消していない。熊本地震からの復旧・復興を、課題解消のエネルギーにかえていきたい。 熊本に赴任して、昨日(2017年12月16日)でちょうど2年になる。九州勤務は2回目で、前回(平成1994~1999年...
『鼻ぐり井手祭』とインフラ教育の可能性
★加藤清正公時代に築造された全国に類のない歴史的土木施設「馬場楠井手の鼻ぐり」。これを後世に承継するため菊陽町で毎年開催している「鼻ぐり井手祭」にインフラ教育の可能性を見た。 【馬場楠井手】 ここ熊本では、戦国武将・加藤清正公の評価は極めて高い。これは、肥後熊本のシンボ...
空の玄関口『阿蘇くまもと空港』、民営化で「創造的復興のシンボル」に
★熊本地震で大きな被害を受けた『阿蘇くまもと空港』。ターミナルビルの建て替えを含めた民営化という全国初の取り組みによって、「熊本地震からの創造的復興のシンボル」として生まれ変わろうとしている。郷土の期待は大きい。 去る11月16日、香港のLCC「香港エクスプレス」が熊本~香...
海の玄関口『八代港』と国際クルーズ拠点整備
★県内最大の国際貿易港『八代港』。「やつしろ物流拠点構想」の実現に向け、物流機能の強化が図られるとともに、「国際旅客船拠点形成計画」に基づく国際クルーズ拠点としての発展にも大いに期待したい。 東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに、わが国を訪れ...
陸の玄関口『熊本駅』周辺開発と九州新幹線の開業効果
★九州新幹線の全線開通は、移動時間の短縮や利用者数の増加だけでなく、駅周辺の開発やそれに伴う波及効果(定住人口、雇用の増加等)を含め、ここ熊本にも大きな影響を与えつつある。今回発表された熊本駅ビルや白川口(東口)駅前広場の開発との相乗効果が期待される。...
地域を支え、観光客を誘致する「肥薩おれんじ鉄道」
★通学・通勤をはじめ、沿線地域の日常生活を支えている「肥薩おれんじ鉄道」。観光列車『おれんじ食堂』を起爆剤として、交通インフラから地域振興インフラへの進化が期待されている。 「熊本県と鹿児島県、そして沿線の10市町等(当時)が出資し、第三セクター鉄道会社として平成14年10...
熊本四街道をゆく
★熊本四街道(豊前街道、豊後街道、日向往還、薩摩街道)は、沿線の往還と一体となって、郷土・肥後熊本の政治・経済・軍事・文化活動を支えてきた。これらの街道・往還の歴史的価値・文化的価値を後世に語り継いでくれている「熊本四街道連絡協議会」の活動に感謝したい。...
多様な「道の駅」in熊本
★熊本県内の「道の駅」は30駅。道路利用者の休憩施設、新鮮な農産物等が手に入る場所というだけでなく、地域活性化の拠点として、農業・観光・福祉・防災・文化など、地域の個性、魅力を活かした様々な取組みが期待されている。 【「道の駅」竜北とその機能】 ...
第48回衆議院議員総選挙と熊本のインフラ整備
★熊本選挙区では、「熊本地震からの復旧・復興」が最優先課題であり、「インフラの整備(回復)」が重要であるとする候補者が当選確実となった。県内の今後のインフラ整備に期待したい。 今日は第48回衆議院議員総選挙の投開票日。テレビ各局では選挙特番を組んで、時々刻々と入ってくる開票...
出水神社秋季例大祭と細川氏の治世
★加藤清正公の治世だけでなく、細川藩政下で整備された江戸時代のインフラが、現在の熊本県の交通インフラ、防災インフラ、生産インフラの礎となって、県民の安全で快適で豊かな生活を支えている 今年も10月18日~10月20日の3日間、出水神社(熊本市)で秋季例大祭が開催され、肥後大...