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熊本地震から2年

★熊本地震から2年が経ちました。災害復旧事業が進む中、創造的復興に向けた各種プロジェクト(再開発事業や交通拠点整備事業など)が次々と新展開を迎えています。

 昨日4月14日で、熊本地震(前震)からちょうど2年が経ちました。余震もおさまり、暖かくて柔らかい空気の中で、熊本は穏やかな春の季節を迎えています。県庁では、熊本地震犠牲者追悼式や復興まちづくりシンポジウムなどの記念行事が開催されました。  今年(平成30年)に入ってからの地元紙(熊本日日新聞)の熊本地震関連記事を見ていますと、復旧から復興に向けての明るい話題が多いようです。住宅再建の遅れ(仮設住まいの延長)や人手不足などのニュースもありますが、3月以降の主な記事だけを見ても、次のように未来志向の見出しが数多く並んでいます。

 平成28年熊本地震(熊本日日新聞)↓ https://kumanichi.com/kumacole/earthquake/

○阿蘇北登山道、26日開通 山上ルート全て復旧へ 観光客回復に弾み(4月14日) ○57号、復旧ルート着々 二重峠トンネル、3割掘削(4月13日) ○南阿蘇鉄道・犀角山 全線運行向け工事順調(4月12日) ○県道阿蘇公園下野線 登山道、開通へ急ピッチ(4月12日) ○神殿の姿 すっきり 阿蘇神社、素屋根撤去進む(4月11日) ○熊本地震で被災のJR立野駅ホーム、修繕完了 豊肥線復旧、道半ば(4月10日) ○しゃちほこの据え付け作業始まる 熊本城天守閣(4月7日) ○熊本地震から2年 熊本城 14、16日に終夜ライトアップ(4月5日)  ○熊本地震で被災の県重要文化財「八勢目鑑橋」復旧 地元住民が桜植樹で祝う(4月5日) ○参道からの光景、震災前に近づく 阿蘇神社(4月3日) ○「益城町復興の後押しに」 県が復興事務所開設(4月3日) ○熊本地震から2年 国道445号、御船町滝尾-七滝間が開通 住民に喜び(3月31日) ○熊本城復旧計画を決定 熊本市(3月29日) ○ななつ星、2年ぶり阿蘇に 熊本地震後初めて(3月28日) ○震災遺構巡るミュージアム 名称「記憶の廻廊」 熊本県が方針(3月28日) ○国道445号滝尾七滝(御船町) 通行止め30日解除(3月27日) ○青空に桜のアーチ 熊本城「行幸坂」限定開放始まる(3月25日) ○菊池渓谷、2年ぶり入山再開 復旧工事ほぼ完了(3月24日) ○阿蘇大橋、全長を短縮 20年度開通めざす 九州地方整備局(3月24日) ○全線復旧へ「たすきつなぐ」 南阿蘇鉄道沿線で初駅伝(3月21日) ○立野地区の復興住宅、7月着工 南阿蘇村と建設担当8社が協定(3月20日) ○被災した東海大農学部、益城町に一部移転 宇宙情報センター敷地内(3月20日) ○県と益城町、区画整理協定を締結 4月にも用地取得着手(3月17日) ○私たちの校歌、復興の橋に刻む 阿蘇西小6年生(3月12日) ○南阿蘇鉄道、社員募集を再開 全線復旧見据え補充(3月11日) ○全力駆け足、復旧感じた 陸上競技場が再開 阿蘇市(3月9日) ○高森駅舎、全線復旧見据え建て替えへ 町、18年度に計画策定(3月8日) ○卒業式「間に合った」 地震で被災の体育館復旧、生徒安ど 宇城市・松橋中(3月8日) ○益城町区画整理案が可決 町都計審、再審議で全会一致で(3月5日) ○集落再生「光見えた」 益城町杉堂、宅地復旧着工へ(3月4日)

【インフラの復旧と復興まりづくり】  熊本地震からの復旧・復興のフレームとなる「インフラの復旧と復興まちづくり」に関して、この半年間(「熊本地震から1年半」以降)で大きくステップアップしたのが、「南阿蘇鉄道の復旧」と「益城町の復興土地区画整理事業」に関すること。  熊本地震で大きな被害を受け、立野駅~中松駅間(10.6km)が不通になっている第三セクター・南阿蘇鉄道(高森町~南阿蘇村)の復旧に関しては、昨年末(平成29年12月22日)に全線復旧に向けた国の財政支援制度が閣議決定され、国によって復旧費の97.5%が支援されることになりました。また、これを受け、今年(平成30年)3月3日には、犀角山トンネルの立野駅側入り口で着工式が開催され、平成34年度(2022年度)の全線復旧を目指して工事が始まったところです。

 南阿蘇鉄道、復旧へ着工 立野─中松間、22年度開通目指す(熊本日日新聞)↓ https://this.kiji.is/342645300211352673

 南阿蘇鉄道災害復旧工事(犀角山工区)安全祈願祭・着工式を行いました。(南阿蘇鉄道(株))↓ http://www.mt-torokko.com/2018/03/06/1841/

(中松~高森間を走るトロッコ列車)

 一方、熊本地震からの復旧・復興を進める益城町と熊本県にとっての中核プロジェクト「益城中央被災市街地復興土地区画整理事業」については、昨年末(平成29年12月20日)に、町の都市計画審議会で「住民の合意形成が不十分」などとして計画案が一旦否決されたものの、年明けから、県と町による区域内の地権者約410人への個別説明が進められた結果、今年(平成30年)3月5日に開催された益城町都市計画審議会では全会一致で可決され、同年3月8日には都市計画決定(益城町)がなされました。  この復興土地区画整理事業は、県が4車線化を進める県道熊本高森線の木山交差点周辺の約28ヘクタールを対象としており、住宅密集地で道路が狭いなどの課題があったため、区域内を商業地や住宅地などに整理し、災害時の避難場所となる公園整備や道路拡幅を実施するものです。  新年度に入って、「益城復興事務所」(県央広域本部土木部)が新たに設置され、熊本県と益城町が一体となって事業を推進していく体制も構築されました。

 益城町区画整理案が可決 町都計審、再審議で全会一致で(熊本日日新聞)↓ https://this.kiji.is/343373851428209761?c=92619697908483575

 益城中央被災市街地復興土地区画整理事業の都市計画決定について(益城町)↓ http://www.town.mashiki.lg.jp/nikonikolife/life/pub/Detail.aspx?c_id=79&id=1285&pg=1&type=list

 「益城町復興の後押しに」 県が復興事務所開設(熊本日日新聞)↓ https://this.kiji.is/353675474368529505?c=92619697908483575

(木山交差点から南に下る町道横町線の現状)

 また、熊本地震から2年を目前にした(平成30年)3月30日、地震(前震)発生直後から続いていた国道445号の御船町滝尾~七滝間(約4.3km)の全面通行止めが解除されました。これによって、熊本地震による国道の全面通行止め区間は、国道57号南阿蘇村立野地区と国道325号阿蘇大橋を残すだけとなりました。

 熊本地震から2年 国道445号、御船町滝尾-七滝間が開通 住民に喜び(熊本日日新聞)↓ https://this.kiji.is/352631417970852961?c=92619697908483575

(交通開放された国道445号だが、復旧工事のため片側交互通行が続いている)

【国土交通省直轄災害復旧事業の進捗】  熊本復興事務所が担当してくれている災害復旧事業の進捗状況は以下の通りです。

 ■砂防事業(阿蘇大橋地区) http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto_r/erosion.html → 現在は、斜面の恒久的な安定化対策としてネット工を実施しています。また、土留盛土下部では、構造物構築のための盛土作業を行っています。

 ■国道57号(阿蘇大橋地区) http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto_r/road_57.html → 国道57号は、平成28年4月の熊本地震による山側の斜面崩壊に加え、その前後の川側に欠壊が生じている状況から、2次災害防止のための欠壊防止工事をおこなっているところです。

 ■国道325号阿蘇大橋 http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto_r/road_325.html → 「平成32年度の全線開通」を目標に、現在は、熊本地震による不安定土砂の撤去及び工事用道路工事を構築するための黒川斜面の掘削を実施しています。

 ■俵山トンネルルート(県道熊本高森線) http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto_r/road_28.html → 平成28年12月24日に復旧作業に時間のかかる橋梁部を避けて、一部旧道を通る迂回路にて開通しました。また、平成29年12月14日には、復旧完了した2橋と工事用仮橋を活用し、鳥子地区の部分開通を行いました。現在は、引き続き本復旧に向けた橋梁補修工事を行っているところです。

 ■長陽大橋ルート(村道栃の木~立野線) http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto_r/road_village.html → 平成29年8月27日に応急復旧として開通し、引き続き恒久復旧に向けた工事を行っています。

 さらに、平成30年度からは、国土交通省(熊本復興事務所)が阿蘇山(阿蘇カルデラ内)で直轄砂防事業に着手するととなりました。これは、平成28 年熊本地震とその後の降雨により、斜面崩壊・土石流が発生し、人家や重要交通網(国道57 号・JR 豊肥本線等)を始め甚大な被害が生じたことを契機とするもので、平成30年度からの10年間で砂防堰堤工等を整備し(全体事業費は約150億円)、土砂災害の防止・軽減を図ることとしています。

 平成30年度より阿蘇山(阿蘇カルデラ内)において直轄砂防事業に着手します(九州地方整備局)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/press_release/h29/2018033004.html

【国道57号北側復旧ルートの進捗】  熊本河川国道事務所が担当している、熊本から阿蘇谷方面への災害復旧道路「国道57号北側復旧ルート」については、「平成32年度内の開通」に向け、全線(延長約13km)において急ピッチで工事が進められています。最大の難関「二重峠トンネル(延長約3.7km)」の掘削延長は、平成30年4月11日現在で、避難坑2,502m/3,652m (69%)、本坑1,169m/3,659m (32%)となっています。

 熊本地震・道路復旧状況(熊本河川国道事務所)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/fukkyuu.html

 また、当該事業の工事進捗等については、地元紙(熊本日日新聞)をはじめ、多くのメディアでも随時、取り上げていただいているところです。

○国道57号復旧ルート「二重峠」トンネル 建設急ピッチ https://this.kiji.is/330588507767260257?c=92619697908483575  「熊本地震で寸断された国道57号の復旧ルートの中で難工事とされる「二重峠[ふたえのとうげ]トンネル」の建設が急ピッチで進んでいる。着工7カ月で掘削率は2割弱。国土交通省は「全国でも例のない速さだ」という。ただ、周辺住民らにとっては大動脈を失い1年9カ月余り。完成までにはさらに3年前後かかる。元の国道57号の復旧が見通せない中、一日も早い完成を願う声が上がる。  復旧ルートは大津町引水-阿蘇市赤水の約13キロ。中央部が阿蘇外輪山を貫く二重峠トンネルで、道路が通る本坑(3659メートル)と避難用の避難坑(3652メートル)が並走。大津と阿蘇の両側から掘り進めている。 ■**24時間態勢 **  同省九州地方整備局によると、25日時点で本坑の掘削率は19%の計697メートル、避難坑は48%の計1757メートル。現場では、通常は見られない超大型機械が稼働している。  岩盤に爆薬を埋め込む作業には、国内に数台しかない「ドリルジャンボ」を使用。砕いた土砂は公道を走れない25トンダンプを使って運び出す。生コンクリートを造るためのプラントも増設中で、2020年度内の開通を目指す工事現場は24時間態勢だ。  18年中には、先行する避難坑から本坑側に横穴を2本通し、外輪山の内部からも本坑を掘り進めて工事をさらに加速させる予定だ。 ■過去データ  難工事を支えるのは機材だけではない。九地整は同じ外輪山を掘った俵山トンネル(03年開通、2057メートル)の資料や、15~20年前に今回のルートに近い道路建設を検討するためにボーリングした調査データを活用。岩盤掘削の際の地質予想などに生かしている。  ただ「実際に掘ってみないと分からない」と九地整の担当者。想定外の固い岩盤にぶつかるといった事態が起きれば、約231億円の工事契約額が膨らむ可能性もある。災害復旧は年度ごとに予算措置が必要で、20年度まで確保し続けなければならない。 ■**住民の思い **  10日、国道57号の迂回[うかい]路となっている峠越えのミルクロード(県道北外輪山大津線)は地震後初めて、積雪で通行止めとなった。二重峠トンネルが開通すれば、雪や雨にも強くなる。  地元の阿蘇市車帰の元区長、山本孝徳さん(78)は「大津方面に通勤・通学する阿蘇市民は不便な思いをしている。車帰も道路整備で集落が分断される不便もあるが、阿蘇全体のため一日も早く完成してほしい」と願う。  熊本市からミルクロードで阿蘇市の職場に通うNPO法人職員の原田恵佳[あやか]さん(37)は「地震直後に比べて渋滞は緩和したが、雪によるチェーン規制もあり、今も渋滞は多い。トンネル開通は早いほど助かる」と話した。(太路秀紀、中尾有希)」(2018年1月29日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

○私たちの校歌、復興の橋に刻む 阿蘇西小6年生 https://this.kiji.is/345884958142923873?c=92619697908483575  「阿蘇市的石の阿蘇西小6年生23人が12日、熊本地震で寸断された国道57号の北側復旧ルートのうち、同市赤水で先行して完成した「赤水跨線橋[こせんきょう]」を卒業記念で訪れ、未舗装の橋面にペンキで校歌の歌詞をつづった。  橋は、復旧ルートとJR豊肥線を立体交差する15カ所の跨線橋のうち完成した第1弾。橋近くの校舎が被災し、旧尾ケ石東部小に仮移転を余儀なくされた阿蘇西小の児童の卒業記念にと、国土交通省が企画した。  児童たちが書いた字を基に「赤水跨線橋」「JR豊肥本線」など四つのブロンズ製橋名板も作成。児童たちは安全ヘルメット姿で高さ約8メートルの橋上まで上り、重さ8キロの橋名板を接着剤を塗った橋に取り付けた。コンクリート製の橋面全体には黒や赤のペンキを使い、ひざをついて思い思いに校歌をつづった。  「赤水跨線橋」の題字を書いた後藤春音さんは「この橋がこの先ずっと壊れずにいてほしいと思いを込めた」。藤原深愛[みう]さんは「元の校舎で卒業できないのは寂しいけど、大人になってこの橋を通るたびに懐かしい気持ちになると思う」と話した。(中尾有希)」(2018年3月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

○57号、復旧ルート着々 二重峠トンネル、3割掘削 https://this.kiji.is/357359794434638945?c=92619697908483575  「熊本地震で寸断された国道57号の北側復旧ルート(大津町引水~阿蘇市赤水、延長約13キロ)は、2020年度の完成に向けて順調に建設が続く。地震発生から2年。外輪山を貫く二重[ふたえの]峠トンネル(仮称、同約3・7キロ)の本坑は全体の3割が掘削を終え、14カ所設ける橋は阿蘇市側の2カ所が既に完成した。  熊本地震から2年を前にした12日、本震で寸断された国道57号の北側復旧ルート(大津町引水-阿蘇市赤水、延長約13キロ)の建設現場を訪ねた。外輪山を貫く二重[ふたえの]峠トンネル(仮称、同約3・7キロ)の本坑は全体の3割が掘削を終え、橋の建造や地盤補強などの工事も順調に進んでいる。  復旧ルートは2016年11月に着工し、20年度の完成を予定。幅12メートルの片側1車線。高さ7~10メートルの盛り土や14の橋でつなぎ、主要道路やJR豊肥線と立体交差させる。  最長となる、黒川をまたぐ黒川橋(阿蘇市、527メートル)は14の橋脚と橋台を建造中。橋脚の一部は完成し、T字形の姿を現している。地盤が軟弱で、基礎工事で施工する杭[くい]の深さは最長60メートルという。  トンネルを除く阿蘇市区間(約3・2キロ)では、盛り土の重みを支える地盤の補強工事が7割完了。幅1・6メートルのコンクリート杭を多数施工し、最も深い杭は40メートルに及ぶ。  同区間にある6カ所の橋のうち、二重峠トンネル坑口近くの堤ノ本橋(53メートル)と、豊肥線をまたぐ赤水跨線橋[こせんきょう](22メートル)は既に完成。ほかの3カ所も建設が進み、唯一残っている県道菊池赤水線をまたぐ成川橋(30メートル)も近く着工する。  大津町区間(約6キロ)は9割の用地買収が完了。阿蘇市区間と同様、構造物を支える支持層が想定より深い場所があり、橋脚工事の工法変更などで対応している。  最難関の二重峠トンネルは11日現在、車が通る本坑が32%(1169メートル)を掘削。避難坑は69%を終えた。異常出水はないという。  国交省熊本河川国道事務所は「早期完成を目指し、設計と並行して工事を進めている。地盤補強に苦慮するが、おおむね計画通り」と説明した。  一方、地震で大規模崩壊した南阿蘇村立野の国道57号も復旧中。地盤が浸食された崩壊区間の前後は、道路再建の工法を検討している。山側の砂防工事は全体の3分の1を終えたという。(岡本幸浩)」(2018年4月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

(国道57号北側復旧ルート・大津側の工事実施状況)

(国道57号北側復旧ルート・阿蘇側の工事実施状況)

【創造的復興へ向けたプロジェクトが目白押し】  熊本地震の災害復旧事業が進む傍ら、県内では、「熊本市中心部の桜町再開発事業」、「八代港国際クルーズ拠点整備事業」、「阿蘇くまもと空港の民営化」、「熊本駅ビル・駅前広場の開発」など、創造的復興ヘ向けた各種の取り組み(開発プロジェクト)が次々と新展開を迎えています。  熊本河川国道事務所でも、こうした開発プロジェクトを支援する幹線道路ネットワークの整備に力を入れているところです。今年度(平成30年度)は、高速道路ネットワークを構成する九州横断自動車道延岡線の延伸供用が予定されています。  九州横断自動車道延岡線は、熊本県上益城郡御船町から宮崎県延岡市に到る全長約95kmの高速自動車国道で、このうち熊本県側については、これまでに、嘉島JCT~小池高山IC間(L=1.8km)が開通し、平成30年度には、小池高山IC~(仮)北中島IC間(L=10.8km)が開通予定となっています。  九州横断自動車道延岡線の整備により、熊本市~延岡市間の所要時間大幅短縮が図られ(165分→115分と約50分の短縮)、沿線地域住民の生活圏の拡大や沿線地域間の交流・連携の促進が期待されています。また、災害に強い道路ネットワークが形成され、大規模災害発生時における救援ルートの多重化と広域化が図られることとなります。まさに熊本地震では、東西幹線軸のリダンダンシー確保が大きな課題となりました。  地域の期待に応えられるよう、引き続き、工事進捗を図ってまいります。

九州横断自動車道延岡線(嘉島~山都)(熊本河川国道事務所HP)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/road/juutai_taisaku/nobeokasen.html

(九州横断自動車道延岡線の工事実施状況・(仮)太田川橋)

(九州横断自動車道延岡線の工事実施状況・(仮)上野IC)

(九州横断自動車道延岡線の工事実施状況・(仮)北中島IC)

(今週の舞台)

 熊本地震から2年 復興への歩み(九州地方整備局)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/bousai_joho/tecforce/pdf/180402sassi1.pdf

【平成30年4月14日】「熊本地震犠牲者追悼式」に石井大臣が出席、熊本県内及び宮崎県内の熊本地震からの復旧状況やインフラの整備状況等を視察(国土交通省)↓

(2018年4月15日)

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