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H29梅雨期を前に、白川・緑川堤防の災害復旧が完了

★5月31日、熊本地震で被災した白川・緑川の堤防の災害復旧(本復旧)が完了しました。目標であった平成29年梅雨期前までの堤防復旧が実現した背景には、沿川住民の方々や関係機関の理解と協力、そして工事受注者(熊本県建設業協会等)各位の尽力がありました。

【白川・緑川の堤防被害と応急復旧/緊急復旧工事】 平成28年熊本地震では、河川堤防も大きな被害を受けました。緑川水系及び白川水系(いずれも国土交通省管理区間)で確認した171箇所の堤防等の変状のうち、比較的変状の小さな箇所については、速やかに、ひび割れの補修などの応急対策を実施しています。また、堤体の変状が比較的大きい緑川水系緑川・加勢川の11箇所については、24時間体制で緊急的な復旧工事を実施し、本格的な出水期(平成28年5月9日)までに全ての工事を完了しました。 さらに、ソフト面では、早期の警戒体制を確立し、早めの水防活動や避難に資するため、水防警報及び洪水予報の基準水位を暫定的に引き下げました。また、堤防等の河川管理施設の変状を迅速に察知するため、平常時の河川巡視頻度を増やすとともに、出水時の河川巡視を通常よりも早い段階で開始するなど、出水期間中の監視体制の強化を図ってきました。

【白川・緑川堤防の本復旧】 引き続き、平成28年8月からは白川堤防(災害復旧事業総延長:約18㎞)及び緑川堤防(災害復旧事業総延長:約27㎞)の本復旧工事に着手し、平成29年5月31日、梅雨期を前に全ての災害復旧が完了しました。  特に変状が大きかった白川・中下流域及び緑川・中流域では、変状が生じた堤防の開削を行って、液状化対策と堤防の再構築を実施。また堤防が沈下した箇所においては、堤防のかさ上げを実施しています。なお、復旧工法等の検討にあたっては、専門家による「緑川・白川堤防調査委員会」を設置し、その意見を反映することで、堤防等の安全性を高め、再度の災害防止を図っています。  目標であった平成29年梅雨期前までの堤防復旧が実現した背景には、沿川住民の方々や関係機関の理解と協力、そして工事受注者(熊本県建設業協会等)各位の尽力がありました。

 熊本地震で被災した白川・緑川の堤防の災害復旧が完了(熊本河川国道事務所)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/newstopics_files/k170530-02.pdf

 白川・緑川における災害復旧工事の進捗状況(熊本河川国道事務所)↓ http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/river/river_saigaifukkyu/index.html

(白川右岸・蓮台寺地区(熊本市)の工事完成状況)

(緑川右岸・下仲間地区(嘉島町)の工事完成状況)

(今回の舞台)

(2017年6月4日)

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