中九州横断道路建設促進大会
- moritayasuo
- 6 日前
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★令和7年6月3日、中九州横断道路の早期完成を求めて、沿線(熊本県内)の国会議員や県議会議員、自治体首長、議会議長など関係者が参加して、同路線の建設促進をアピールする大会が開催されました。主催は熊本県(木村敬知事)、熊本県議会、熊本県議会九州横断道路建設促進議員連盟(会長=前川収県議会議員)、中九州横断道路沿線市町村からなる中九州・地域高規格道路推進期成会(熊本県側)(会長=荒木義行合志市長)。
中九州横断道路は、熊本県と大分県を結ぶ高規格道路であり、九州縦貫自動車道、東九州自動車道と連携することで、広域的なネットワークを形成し、九州の一体的な発展に寄与する重要な路線ですが、熊本県内への半導体関連企業TSMCの進出に伴い、わが国の経済安全保障の一翼を担う道路として、生産性向上に寄与する道路としても大いに期待されています。
また、近年頻発化・激甚化する豪雨災害や南海トラフ巨大地震への備えとして、災害に強い強靱な国土を形成することが、国民の安全・安心を確保する上で必要ですが、中九州横断道路の整備により、災害時の人流や物流を確保するための強靱な道路ネットワークが構築されることにもなります。
私が熊本河川国道事務所長に着任した時(平成27年12月16日)には、熊本県内の中九州横断道路はそのほとんどの区間が事業未着手でありましたが、現在は、阿蘇市内の一部区間を除き、ほとんどの区間が事業化され、阿蘇外輪山西側をトンネルで抜く北側復旧道路は開通済(平成28年熊本地震災害復旧事業で整備)、外輪山東側をトンネル抜く滝室坂道路も令和8年度開通予定であり、TSMC沿線に位置する大津熊本道路では事業が全面展開されています。さらに今年度(令和7年度)、熊本環状連絡道路が新規事業化されたことで、中九州横断道路と国道3号や熊本西環状道路が直接繋がることとなり、TSMCから熊本港へのアクセス向上や熊本都市圏の渋滞緩和も大いに期待されるところです。
熊本市と大分市結ぶ「中九州横断道路」 建設促進へ都内のホテルで大会 熊本県内の首長や国会議員ら参加|熊本日日新聞(2025.06.03)
2025年度事業概要(道路について)|九州地方整備局熊本河川国道事務所
一筆[第5回]創造的復興のカタチ|熊本日日新聞(2022.05.05)

中九州横断道路建設促進大会(2025.06.03、東京都内)

中九州横断道路(熊本県側)の整備状況