枝下用水と社会科副読本『豊田』<三河国土学⑨>
★豊田市の小学4年生は、枝下用水(近代における挙母地域の農業基盤整備)またはトヨタ自動車(現代における工業都市・豊田市の発展)のいずれか一つをテーマとして取り上げ、郷土学習を実践しています。 インフラ整備の重要性を学ぶ/小学4年生の郷土学習「地域の発展に尽くした先人」...
明治用水と日本のデンマーク<三河国土学⑧>
★内村鑑三が活躍した時代(晩年)、愛知県碧海郡一帯(安城市周辺)は、明治用水の整備を切っ掛けとして、わが国を代表する先進的農業実践地域「日本デンマーク」と呼ばれていました。 内村鑑三と『後世への最大遺物』 内村鑑三(1861-1930年)は、札幌農学校(現在の北海道大学)時...
峠の国盗り綱引き合戦<三遠南信連携①>
★青崩峠道路の開通による三遠南信地域の連携・交流の促進が期待されますが、貴重な地域資源として「峠の綱引き合戦」も末永く開催していただきたいと思います。 「峠」の物語~プロローグ~ かつて「峠」は国境(くにざかい)であり、その先は異郷の地でした。峠の向こうに、何があるのか、ど...
安政東海・南海地震の記憶<愛知の歴史災害④>
★愛知県内とりわけ渥美半島の太平洋岸には、『稲むらの火』の切っ掛けとなった安政東海地震・安政南海地震に関する史跡が遺されています。 『稲むらの火』と濱口梧陵 <村の高台に住む庄屋の五兵衛は、長くゆったりとした地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に...