離任に当たって(熊本で錬磨された「国土とインフラ」観)
★私たち日本人は、この脆弱な国土の上で頻発する大規模な自然災害によって、ずっと昔から教育を受けてきました。現代に生きる私たちは、先人たちの努力に思いを馳せながら、国土に対して働きかけを続け、将来世代に対して、より良いインフラを引き継いでいかなければなりません。...
天職
★平成28年熊本地震災害対応を含め、熊本河川国道事務所長としての2年半の月日は、私の人生に大きな意味を持たせてくれました。これが私の「天職」です。この機会をいただいたことに感謝しています。皆さん、ありがとうございました。...
リダンダンシーを確保する(『天城橋』開通と滝室坂トンネル着工)
★高規格幹線道路や地域高規格道路の整備は、平成28年熊本地震を経験した熊本県にとって、また、南海トラフ巨大地震・津波に備えなければならない九州全体にとって、「リダンダンシーの確保」の要となる最重要プロジェクトである。早期整備が求められている。...
「幣立神社」と「幣立神宮」、2つの物語
★リテラシーの学習素材?/大野郷の産神「幣立神社」と五色神祭のパワースポット「幣立神宮」。後者の方が、「悠久の太古から未来永劫に続いていく宇宙の真理に向き合うことの出来る」古くて、大きくて、そして新しい神話である。 【幣立神社】 幣立神社(へいたてじんじゃ)は ...
棚田を守る
★食料生産、国土保全、水源かん養など、多様な機能を合わせ持つ「棚田」は、先人達が国土に働きかけを続けてくれた歴史の賜である。現代に生きる我々も、この「棚田」への働きかけを継続し、次の世代にしっかりと遺していかなければならないと思う。...
甲佐町の開発の歴史(緑川とともに)
★鵜の瀬堰、大井手川用水、やな場(お簗)、アウトドア・スポット(自然公園・運動公園)など、「甲佐町」は、町を南北に貫流する「緑川」と共に歩み、発展してきた歴史を持つ。 【甲佐町と緑川】 熊本県のほぼ中央、上益城郡の南西部に位置する「甲佐町」は、町を南北に貫流する「緑川」と...
水害に備える
★紫陽花の花が美しく映える季節となりました。と同時に、このシーズンは、梅雨前線による集中豪雨への対応(備え)が求められる季節でもあります。熊本河川国道事務所が管理する一級水系白川・緑川でも、出水時に備えた様々な準備・対策が実施されています。...