豊かな郷土「豊橋」にて
★月日が経つのは早いもので、豊橋に赴任して、はや2年3ヶ月が経ちました。梅雨の真っ直中にありますが、旅立ちの季節が訪れたようです。皆さん、ありがとうございました。 郷土「豊橋」の風景 豊橋市は、弓張山地(東)、三河湾(西)、太平洋(南)、一級河川・豊川(放水路)(北)に囲ま...
知多半島と愛知用水<尾張国土学⑰>
★深刻な水不足に悩む知多半島地域を再生するため、戦後、100km以上離れた木曽川から取水する大規模な用水事業が国によって実施されました。その恩恵は非常に大きく、愛知用水は地域の産業や生活を支えています。 全国一の「ものづくり県」を支える産業と交通インフラ...
戦災復興と100m道路<尾張国土学⑯>
★名古屋市の久屋大通・若宮大通(100m道路)、名城公園、白川公園、平和公園などの戦災復興によって整備された都市空間は、現在も大都市・名古屋市の骨格を形成するとともに、市民に安らぎと潤いを提供しています。 戦災復興の時代...
名古屋の発展と堀川の歴史<尾張国土学⑮>
★近世から近代にかけて、名古屋市の中心部を南北に貫く堀川は、地域の経済発展を担う物流幹線として重要な役割を果たしてきました。 堀川フラワーフェスティバル2024 2024年5月10日(金)~25日(土)の間、名古屋市中心部の堀川にかかる納屋橋周辺で、「堀川フラワーフェスティ...
庄内用水を巡る<尾張国土学⑭>
★人口230万人を抱える大都市・名古屋。かって名古屋市内の西部には最大4,000haの水田があり、これを支えていたのが庄内用水でした。 「庄内用水」は一級水系・庄内川を水源とし、名古屋市の守山区・北区・西区・中村区・中川区・港区を流れる市内最大の農業用水(水路の総延長は約2...
庄内川と新川の治水史<尾張国土学⑬>
★人工派川・新川と洗堰を基幹インフラとする現在の庄内川の治水システムは、江戸時代中期の「天明の治水」を起源としています。 庄内川のあらまし 愛知県内には一級水系の河川(国土保全や国民経済上特に重要な水系で国土交通大臣が指定した河川)が5つあります。それは、①木曽川、②矢作川...
木曽三川明治改修とデ・レーケ<尾張国土学⑫>
★木曽三川明治改修をはじめ、オランダ人土木技術者「ヨハネス・デ・レーケ」の功績は枚挙にいとまがありません。郷土学習や河川学習の教材としても、今なお彼は大きな役割を果たしてくれています。 木曽三川明治改修とヨハネス・デ・レーケの功績...
現地で学ぶ宝暦治水<尾張国土学⑪>
★本格的治水事業の先駆けともいえる宝暦治水と薩摩藩士の物語は、千本松原、宝暦治水碑、治水神社などの史跡とともに、現在でも多くの人々に讃えられています。 河川学習の学校「国営木曽三川公園」 木曽三川公園は、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる河川空間(木曽川・長良川・揖斐川の木曽...
入鹿池の大きな役割<尾張国土学⑩>
★農業用ため池として、また防災ダムとして、さらには郷土学習や防災学習の教材として、入鹿池は尾張地域で大きな役割を果たしています。 地域の発展に尽くした先人(郷土学習) 「地域の発展に尽くした先人が、様々な苦心や努力により当時の生活の向上に貢献したことを学ぶ」というこの学習プ...
宮田用水と木津用水<尾張国土学⑨>
★400年、あるいは1000年もの長い歴史を有する「宮田用水と木津用水」。愛知県を代表する農業インフラは、尾張地方北部~西部の広大な農地を潤し、人々の生活を支え続けてきました。 濃尾平野を潤す「濃尾用水」 「濃尾用水」は、木曽川にある犬山頭首工から取水し、濃尾平野を潤す農業...