美濃路をゆく<尾張国土学⑥>
★美濃路は、江戸と京都・大坂を結ぶ基幹道路の一部を担う「美濃路廻り」ルートとして、また近世以降の尾張名古屋の発展の礎となる都市交通軸として、極めて重要な役割を果たしました。 美濃路ルートの歴史 美濃路は、東海道の宮宿(熱田宿)から名古屋宿・清須宿・稲葉宿・萩原宿・起宿(以上...
尾張の東海道と七里の渡し<尾張国土学⑤>
★三河との国境(境川)を経て、尾張に入った近世・東海道は、鳴海宿及び宮宿(熱田宿)を経由して、海路(七里の渡し)で伊勢国(桑名宿)に繋がっていました 尾張の東海道の変遷 尾張国内の古代(延喜式)の東海道は、京都から伊賀国を経由して伊勢国に入り、伊勢国の榎撫(えなつ、現在の三...
尾張名古屋のまちづくりの起源<尾張国土学④>
★清洲越しや堀川開削など、防災安全度の高い熱田台地の地形を活かした徳川家康公によるインフラ整備が、安全で快適な大都市・名古屋の発展の礎になっています。 大都市・名古屋のまちづくりの歴史 近世・尾張国の中心地であり、現在では、愛知県の県庁所在地・政令指定都市であるだけでなく、...
尾張地方に残る鎌倉街道の面影<尾張国土学③>
★中世の東海道は、尾張では玉ノ井/黒田(一宮市)・折戸(稲沢市下津)・萱津(あま市)・熱田(名古屋市熱田区)・鳴海(名古屋市緑区)・沓掛(豊明市)を通っていたと考えられています。 わが国の道路の歴史(古代~中世) 前回のブログ(尾張国府と古代の東海道<尾張国土学②>)におい...
尾張国府と古代の東海道<尾張国土学②>
★尾張大國霊神社の祭事や考古学的研究の成果を通して、古代尾張国の「制度インフラ」や「装置インフラ」を学ぶことができます。 古代の「制度インフラ」と「装置インフラ」 社会システムを構成する「制度インフラ」と「装置インフラ」、具体的には、法律に代表される「制度インフラ」と、道路...