

西原村の「大切畑ため池」は今
★熊本地震で大きな被害を受けた「大切畑地区」と地域を支える生産インフラ「大切畑ため池」の早期復旧を願ってやまない。 【熊本地震で被災した「俵山トンネルルート」と「大切畑ため池」】 阿蘇外輪山の西麓に位置し、熊本市から南阿蘇観光への玄関口にある「西原村」。県道28号熊本高...


長洲町にある郷土遺産と「的ばかい」
★景行天皇肥後(九州)巡幸ゆかりの地、清正公時代から築造されてきた干拓地、島原大変・肥後迷惑の災害碑、四王子神社の的ばかい(破魔弓祭)など、長洲町には学ぶべき郷土遺産が沢山ある。 熊本県北西部、荒尾市と玉名市に挟まれた地に位置する「長洲町」。北東部の一部地域を除けば、町のほ...


渡鹿堰と大井手の物語
★「渡鹿堰と大井手」は、加藤清正公による国土づくりの功績の一つ。取水口近くには、水分神(堰の守護神)と管原道真公を主祭神とする水分神社・菅原神社が鎮座する。ここでも、インフラと神話との間には、きわめて親和性の高い関係が見受けられる。 【白川激甚災害対策特別緊急事業】 ...


2018年・新春/阿蘇神社に詣でる(阿蘇の神話とジオパーク)
★阿蘇の火山神、開拓神として広く尊崇されている健磐龍命。世界ジオパークにも登録されている『阿蘇ジオパーク』には、健磐龍命の神話が数多く遺されている。 穏やかな正月を迎えました。今年も「熊本国土学」を綴って参ります。 2018年・新春、阿蘇市一の宮町宮地に鎮座する「阿蘇神社」...


2017年を振り返る/郷土とインフラに関する「10大ニュース」
★阿蘇長陽大橋ルートの開通、二重峠トンネルの着工、白川・緑川堤防の災害復旧完了、桜町再開発事業の着工、八代港国際クルーズ拠点整備事業の着工、阿蘇くまもと空港の民営化スキーム発表、熊本駅ビル・駅前広場の開発概要の発表など、2017年の肥後熊本は熊本地震からの復旧・復興が実現し...


熊本国土学【第100回】/改めて国土教育について考える
★私たち日本人は、この『豊かさと厳しさを兼ね備えた』国土によって育まれてきました。日本列島で頻発する大規模な自然災害によって、ずっと昔から教育を受けてきました。現代に生きる私たちは、先人たちの努力に思いを馳せながら、国土に対して働きかけを続け、将来世代に対して、より良いイン...


来熊2年/改めて熊本の交通問題を考える
★熊本県内の幹線道路ネットワークは脆弱であり、また熊本都市圏の交通渋滞も解消していない。熊本地震からの復旧・復興を、課題解消のエネルギーにかえていきたい。 熊本に赴任して、昨日(2017年12月16日)でちょうど2年になる。九州勤務は2回目で、前回(平成1994~1999年...


『鼻ぐり井手祭』とインフラ教育の可能性
★加藤清正公時代に築造された全国に類のない歴史的土木施設「馬場楠井手の鼻ぐり」。これを後世に承継するため菊陽町で毎年開催している「鼻ぐり井手祭」にインフラ教育の可能性を見た。 【馬場楠井手】 ここ熊本では、戦国武将・加藤清正公の評価は極めて高い。これは、肥後熊本のシンボ...


空の玄関口『阿蘇くまもと空港』、民営化で「創造的復興のシンボル」に
★熊本地震で大きな被害を受けた『阿蘇くまもと空港』。ターミナルビルの建て替えを含めた民営化という全国初の取り組みによって、「熊本地震からの創造的復興のシンボル」として生まれ変わろうとしている。郷土の期待は大きい。 去る11月16日、香港のLCC「香港エクスプレス」が熊本~香...


海の玄関口『八代港』と国際クルーズ拠点整備
★県内最大の国際貿易港『八代港』。「やつしろ物流拠点構想」の実現に向け、物流機能の強化が図られるとともに、「国際旅客船拠点形成計画」に基づく国際クルーズ拠点としての発展にも大いに期待したい。 東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに、わが国を訪れ...