姫街道・本坂峠を越える<穂の国「東三河」⑤>
★姫街道・本坂峠、本坂隧道(旧本坂トンネル)、国道362号・本坂トンネルという新旧3本の峠越えルートが現存する豊橋市嵩山(すせ)町は、道路の歴史に直接触れることができる興味深い場所です。 「嵩山(すせ)」 豊橋市内には幾つもの難読地名があります。「飯村(いむれ)」、「雲谷(...
道路の歴史と御油宿/赤坂宿<穂の国「東三河」④>
★豊川市にある東海道五十三次の宿場「御油宿」と「赤坂宿」。御油宿には往時のマツ並木が残されており、官民一体となった保護活動が現在も行われています。 わが国の道路の歴史(古代~中世) 前々回(第15回)のコラムにおいて、古代の道路「七道駅路(古代官道)」は、ハイスペックな規格...
防災道の駅とよはし<穂の国「東三河」③>
★防災、福祉、観光、文化、地域経済など、「道の駅」にはこれまで以上に公的な役割が求められています。「コンビニ」と対極にある施設が「道の駅」という認識も重要です。 全国初開催「もしも訓練フェアin防災道の駅とよはし」 ①道路利用者のための「休憩機能」、②道路利用者や地域の方々...
古代「三河国」インフラ考<穂の国「東三河」②>
★朝廷(ヤマト王権)による古代「三河国」の統治は、古代官道(交通インフラ)や条里制(農業インフラ)、そして仏教寺院(宗教インフラ)によって支えられていました。 古代「三河国」の誕生 三河国一宮「砥鹿神社」が鎮座する豊川市には、「国府(こう)」という名古屋鉄道(名鉄)の駅があ...
三河国一宮「砥鹿神社」に詣でる<穂の国「東三河」①>
★大己貴命(大国主命)を御祭神として祀る三河国一宮「砥鹿神社(奥宮・里宮)」は、東三河地域を治めていた古代「穂国」の氏神として、また律令国家の「国土開拓の神」として、篤い崇敬を受けてきました。 愛知県を特徴付ける「尾張」と「三河」...