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加勢川堤防整備によるストック効果

★「堤防ができた!水害リスクが減った!商工業団地がうまれた!」堤防整備が治水安全度の向上だけでなく、地域の発展に大きく貢献している。

 河川、道路、港湾、公園などの社会資本は一度つくれば、適切に維持管理することで、その役割や機能を持続させることができる。また、これまでつくったものを追加して整備すれば、社会資本として機能を蓄積していくことも可能である。このように、整備により蓄積された社会資本が「ストック」、その整備された社会資本が機能して、効率性や生産性などが向上していく効果を「ストック効果」と呼ぶ。  これは、社会資本整備のために資材や雇用などの投資が行われることで、一時的に工事に関連する産業の生産活動が高まる等の経済効果を生む「フロー効果」と対比される概念で、もとより、このホームページ(ブログ)で扱っている「国土学(国土への働きかけと国土からの恵み)」は前者に軸足を置く思想である。

 緑川水系・加勢川の堤防整備が完成する以前、熊本県嘉島町は洪水による浸水被害の常習地帯だったが、平成11年に堤防が完成してからは、浸水被害が発生しなくなり、水害リスクが大幅に減少した。  結果(水害リスクの減少により)、ショッピングモールや商工業団地の進出などで、商業事業所数が約2倍に増加(H3→H24)、第3次産業従業者も約4倍に増加(H2→H22)した。平成28年度も商工業団地に新たに2企業が進出し、平成29年度も1企業が進出を予定している。洪水被害が無くなったことで、麦や米や大豆の生産リスクも減少した。堤防整備が治水安全度の向上だけでなく、地域の発展に大きく貢献している。

 インフラのストック効果事例(国土交通省) http://www.mlit.go.jp/river/stock_kouka/jirei/jirei22.html

(加勢川左岸の堤防整備とショッピングモールや商工業団地の進出)

(加勢川左岸堤防)

(緑川本川右岸堤防道路から見たショッピングモール)

(収穫期の「麦秋」を迎えた嘉島町)

(今回の舞台)

(2017年6月11日)

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