令和5年6月台風2号豪雨災害<穂の国「東三河」⑰>
★7月20日、東海地方でようやく梅雨が明けましたが、令和5年6月台風2号豪雨災害はこの地に大きな被害を与えました。 日本列島と梅雨 多雨地帯であるモンスーンアジアの東端に位置する日本。わが国の降水量は季節ごとの変動が激しく、梅雨期と台風期に集中しています。なかでも、梅雨期の...
豊橋祇園祭<穂の国「東三河」⑯>
★平安京の時代も令和の現代も、この日本という脆弱な国土で暮らしていくためには、疫病や自然災害といった災禍と向き合い、これと折り合いをつけていかなければなりません。 4年ぶりに復活した打上花火 豊橋の夏の風物詩「豊橋祇園祭」は、手筒花火発祥の地として知られる吉田神社の祭礼で、...
ええじゃないか発祥牟呂八幡宮<穂の国「東三河」⑮>
★変革の時代に生まれた「ええじゃないか」のエネルギーは、今もなお豊橋市民に受け継がれています。 歴史の転換点/幕末維新の日本と自然災害 わが国を襲った歴史上の自然災害を振り返ってみると、江戸の幕末期(1840~50年代)に、巨大な地震や台風が相次いで発生・襲来していることが...
松原用水と酒井忠次<穂の国「東三河」⑭>
★愛知県最古の農業用水施設「松原用水」。その起源は古く、1567年(永禄10年)に吉田城主・酒井忠次が橋尾村(現豊川市橋尾町)に井堰を築いたことに始まると伝えられています。 酒井忠次治世下の吉田 「♪え~び~すくい、海老すくい……♪」...
徳川家康ゆかりの地・賀茂と霞堤<穂の国「東三河」⑬>
★豊橋市の最北端に位置し、田園が広がる自然豊かな町「賀茂」。家康公ゆかりの賀茂神社や豊川の霞堤が地区の歴史を今に伝えています。 豊橋・賀茂神社に残る徳川家康伝説 私が住んでいる豊橋市には、NHK大河ドラマで今話題の徳川家康公ゆかりの地が点在しています。...
設楽ダム工事現場見学<穂の国「東三河」⑫>
★転流式を終えて、ダム本体の工事がスタートする設楽ダム。工事事務所では、設楽町観光協会と連携して現場見学会を開催しています。 インフラツーリズムとは・・・ インフラツーリズム(和製英語:infrastructure tourism)とは、ダム・橋・トンネル・空港などの公共施...
東三河の魅力を自転車で発信<穂の国「東三河」⑪>
★ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」をバイクコースに含む「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」大会が開催されました。 アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島 6月10日(土)、愛知県の渥美半島で国際トライアスロン大会「アイアンマン70.3東三河...
つなぐ棚田遺産「四谷の千枚田」<穂の国「東三河」⑩>
★食料生産、国土保全、水源涵養など、多様な機能を合わせ持つ「棚田」は、先人たちが国土に働きかけを続けてくれた歴史の賜です。 日本の原風景「棚田」 旧豊橋鉄道田口線の双瀬隧道(新城市副川西山)を北上し、滝上駅跡を右に曲がり、県道32号(長篠東栄線)をしばらく走ると、素晴らしい...
「田口線」の遺構<穂の国「東三河」⑨>
★昭和の奥三河を支えた交通インフラ「田口線」の遺構は郷土の風景に溶け込み、当時の車両は新しくオープンした「道の駅」に停車しています。 「道の駅したら」で見つけた旧田口線車両 奥三河の拠点、北設楽郡設楽町の国道257号沿いに「道の駅したら」がオープンしたのはちょうど2年前の2...
「渥美線」の推しポイント<穂の国「東三河」⑧>
★通勤・通学路線として、また観光路線としても大活躍の豊鉄渥美線ですが、その歴史は長く、来年2024年(令和6年)で開業100周年を迎えます。 豊橋鉄道が運行するもう一つの鉄道路線「渥美線」 豊橋市を代表する観光資源の一つ「市電(路面電車)」。そのあらましについては、第1回ブ...