古代の常磐自動車道と平将門の乱
★古代官道は幅が広く、直線性に優れた交通インフラとして、古代の人・物の移動を大きく支えていました。平将門があれだけの長距離を短時間に移動できたのも、古代官道が整備されていたからなのです。 古代官道は常陸国民衆の「嘆き街道」...
香取海/霞ヶ浦の恩恵
★古代から現在に至るまで、先人たちは香取海/霞ヶ浦に働きかけ、その豊かな恵みを享受してきました。古代、蝦夷の地・進出の拠点、鹿島・香取両神宮の湊としてヤマト王権を支えた内海は、現在、わが国の農業、工業、研究開発を支える水資源として大いに活用されています。...
風土記と令和の時代。豊かな郷土を支える交通インフラ
★風土記に記された常陸国と令和時代の茨城県。いずれも日本を代表する豊かな土地(国/県)ですが、それらは当地の地理的条件と交通インフラによって支えられていま(した)す。 常陸国(現在の茨城県の大部分)の往時の姿を令和の今に伝える貴重な文化遺産『常陸国風土記』。今回は、常陸国風...
筑波研究学園都市と東京一極集中問題の今昔
★東京一極集中を回避するため、官主導でスタートした「筑波研究学園都市」建設。科学万博やTX(つくばエクスプレス)のブースター効果によって、活力と賑わいのある学園都市が形成されました。一方で、東京・首都圏一極集中の是正は、わが国の喫緊の課題のまま残されています。...
国土地理院/地図で学ぶ脆弱国土
★国土地理院(茨城県つくば市)は、日本国内の基本図である「地形図」の発行元。敷地内にある「地図と測量の科学館」では、わが国の国土条件や地図・測量の役割を誰もが楽しみながら体感できます。また、新たにスタートさせた「自然災害伝承碑」の取り組みは、防災教育での活用が期待されます。...
国総研が創るインフラの未来
★国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市)は、インフラ分野における唯一の国の研究機関。国総研が主催する小学4・5年生向け企画「ボール紙で作る橋コンテスト」「橋講座」は、国土とインフラ分野の教育に大いに役立つものと期待しています。 インフラとは?...
常陸国の風土が育んだ絶対他力という究極の思想
★私たち日本人は、この脆弱な国土の上で頻発する大規模な自然災害によって、ずっと昔から教育を受けてきました。親鸞聖人の絶対他力という究極の思想は、末法の世に疲弊した日本人の心を耕してくれたのではないでしょうか。 私たちが暮らす日本は、世界的にみても自然災害が特に多い国として有...