「指切りげんまん」世界一!/「天草五橋開通50周年」を契機にインフラのストック効果を考える
★「天草五橋が24日、開通50年を迎えた。離島の天草と九州本島をつなぎ、半世紀にわたって生活と観光の両面で熊本を支え続けた宝である。これからも大切に活用したい。」この地元紙の社説記事こそが、本当の意味でのインフラのストック効果ではないかと思う。...
近代土木遺産&世界文化遺産「三角西港」の雄姿/明治のインフラ整備
★オランダ人水理工師ローエンホルスト・ムルドルが設計した近代土木遺産「三角西港」。756mにおよぶ石積埠頭と水路は、世界文化遺産にも登録されている。 三角西港は、中学校の歴史教科書(教育出版社発行、平成27年3月検定済「中学社会 歴史...
肥後国の律令時代、産業を奨励して地域を豊かにした肥後守・道公首名(みちのきみおびとな)の徳
★坪井川と井芹川の合流部・天社宮(高橋東神社)の境内にある樹齢1000年といわれるクスノキ。奈良時代に産業を奨励して地域を豊かにし、その徳を称えられた道君首名が祀られている。 律令時代の肥後国の国府は、現在の熊本市域にあって、益城郡(熊本市南区城南町)、託麻郡(熊本市中央区...
女性宮司が地域のために奮闘する、肥後国三の宮「郡浦(こうのうら)神社」
★国造り神(イザナギ、イザナミ)の孫娘にあたる女神「蒲智比咩命(かまちひめのみこと)」を祀る、肥後国三の宮「郡浦神社」。現在は、女性宮司が神社を守り、地域のために奮闘する。 郡浦(こうのうら)神社は、熊本県宇城市三角町郡浦に鎮座する神社で、甲佐神社(甲佐町)、健軍神社(熊本...
熊本の総鎮守「藤崎八幡宮」と秋の訪れを告げる例大祭
★秋の訪れを告げる「藤崎八幡宮」の例大祭。今年は熊本地震からの早期復興を祈る特別な例大祭として開催。 今年(平成28年)の熊本の夏は、連日、猛暑日が続き、熊本地震で被災した人々にとって、大きな負担となった。9月に入っても真夏日が続いたが、そんな中、地元の人々から「藤崎さ...
国土創成の神様「浮島神社」
★イザナギの尊・イザナミの尊を祀る。洪水被害を受けない土地「浮島」。清浄な水が湧き、現在は65haの灌漑を担う。 浮島神社(うきしまじんじゃ)は熊本県上益城郡嘉島町に鎮座する神社で、正式名称は「浮島熊野坐神社」(うきしまくまのますじんじゃ)、イザナギの尊・イザナミの尊(...
火国造の祖・健緒組命と阿蘇十二神を祀る熊本市最古の神社「健軍神社」
★健軍荘(たけみやしょう)の産土神。八丁馬場(加藤清正時代の騎馬訓練場=参道)や西南の役・熊本隊出陣之所など「歴史の舞台」でもある。 健軍神社(けんぐんじんじゃ)は、熊本県熊本市東区健軍本町に鎮座する熊本市最古の神社で、阿蘇神社(阿蘇市)、甲佐神社(甲佐町)、郡浦神社(宇城...
緑川上流右岸丘陵地に鎮座する肥後南方の守護神・肥後国二の宮「甲佐神社」
★鎌倉時代の武将・竹崎季長が 『蒙古襲来絵詞』を奉納したことでも有名 甲佐神社は、熊本県上益城郡甲佐町の緑川上流右岸丘陵地に鎮座する肥後国の二の宮で、阿蘇神社(阿蘇市)、郡浦神社(こうのうらじんじゃ、宇城市)、健軍神社(けんぐんじんじゃ、熊本市東区)と共に「阿蘇四社」と...
農耕の道を教え、国土の開拓に尽くされた肥後一の宮「阿蘇神社」
★阿蘇氏による「国造り」と、幻想的な光景を映し出す「火振り神事」 熊本県阿蘇市一の宮町宮地に鎮座する「阿蘇神社」は、古くから肥後一の宮として崇敬されている神社で、社記によれば、孝霊天皇(第7代)9年6月、健磐龍命(たけいわたつのみこと:神武天皇の孫神)と阿蘇都比咩命(あそ...
山川出版社『熊本県の歴史』と渡辺京二氏『熊本県人』から紐解く「肥後国の風土」
★「肥後国」を形造る多様な地域 「白川流域、緑川流域、菊池川流域、球磨川流域、芦北地方、天草諸島」 「城北、熊本市、阿蘇、天草、城南、芦北・球磨」 熊本県(肥後国)の地域は、九州山脈及び阿蘇外輪山を水源とする河川ごとに特徴がある。山川出版社発行の『熊本県の歴史』(新版県...