球磨川上流にある「市房ダム湖」の桜花
★球磨川上流・水上村の中央に位置する市房ダムは、洪水調節、灌漑用水供給、水力発電、そして観光・地域振興など、半世紀に渡って地域に対し貢献を続けている。
【市房ダムの機能】 「市房ダム」は、球磨川総合開発の一環のとして「洪水調節」を主目的とし、併せて「発電」及び「かんがい」を行うことを目的として、建設省(現・国土交通省)によって建設された「多目的ダム」。昭和35年に竣工し、昭和36年5月から熊本県(市房ダム管理所)が管理を行っている。 -市房ダムの役割- ・台風期や梅雨期の出水時の洪水調節を行い、洪水被害を軽減する。 ・球磨南部地域の水田等約3570haのかんがいのため用水の安定供給を図る。 ・熊本県企業局の発電所による水力発電を行う。 また、近年は、水上村をはじめとする人吉・球磨地域の観光・地域振興資源としても、大きな期待が寄せられている。
市房ダムの概要(熊本県)↓ http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_6964.html
市房ダム[熊本県](ダムネット)↓ http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2661 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=473&p=4
水上村について(水上村観光協会)↓ http://mizukami.net/introduction/
【市房ダム湖の一万本桜】 市房ダム湖周辺は、「一万本桜」と呼ばれる熊本県下有数の桜の名所。ダムが完成した昭和35年から桜の植栽が進められてきたもので、毎年春には、ダム湖の周囲約14kmにわたり約20種類の桜が咲き誇り、多くの観光客で賑わいを見せる。 先週(平成30年4月1日に)開催された「日本一の桜の里健康マラソン大会」では、多くのランナーたちが市房ダム湖畔の1万本の桜並木を見ながら走り、心地よい汗を流していた。
市房ダム湖の桜/お花見特集2018(乗換案内のジョルダン)↓ https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_477.html
市房ダム湖周辺の桜/全国お花見1000景2018(ウォーカープラス)↓ https://hanami.walkerplus.com/detail/ar1043e26368/
(市房ダム)
(市房ダム湖)
(球磨川総合開発の説明板)
※球磨川上流域は台風似よる水害を頻繁に受ける地域であり、特に昭和二十四年ジュディス台風、昭和二十五年ギジア台風による大出水にかんがみ、貯水池による洪水調節を行い、河川改修工事を並行して治水の万全を期すため市房ダムが計画された。このダムは計画洪水流量毎秒一三〇〇立法米を毎秒六五〇立方米に調節する外最大出力一七四〇〇キロワットの発電と、球磨南部地区三五七八ヘクタールのかんがい用水を補給するものである。
(市房ダム堤体と桜)
(市房ダム堤体と桜)
(市房ダム堤体と桜)
(市房ダム湖と桜)
(市房ダム湖と桜)
(大噴水と桜) ※ダム湖の中央には高さ80メートルの水柱をあげる大噴水があり、桜並木を優雅に演出してくれる。
(市房ダムカレー)
※市房ダム湖を彷彿させる本格的「グリーンカレー」。ルーはほうれん草のペーストでグリーンに仕上げました。トッピングは鹿肉のカツとスペアリブを!ここだけでしか食べれない限定メニューです。(お品書きから)
(今回の舞台)
(2018年4月8日)
関連ページ(熊本国土学) <第25回>日本三大急流の一つ「球磨川」流域の地形と歴史(2016/11/06)