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令和6年度「手づくり郷土賞」伝達式

★令和7年2月26日、佐賀県唐津市役所で令和6年度「手づくり郷土賞」の伝達式が開催されました。「手づくり郷土賞」は、地域の個性や魅力を創出している良質な社会資本を活かし、優れた地域活動を行っている方々に対して贈られる国土交通大臣表彰です。

 今回、大賞部門を受賞した唐津市相知町のNPO法人「アザメの会」の活動『いのち育む豊かな湿地』は、松浦川流域に再生された湿地「アザメの瀬」の豊かな自然を、体験学習などで次世代に継承する活動が評価されたものです。(大賞部門の受賞は、過去に一般部門を受賞した中から、なお一層活動の充実が行われるなど、継続的に魅力ある地域づくりに貢献している活動が対象となります。同会は2014年度に一般部門で表彰されており、今回は大賞部門での受賞となったものです。)

 アザメの瀬は、洪水時には川の水を一時的に貯める機能を持つとともに、氾濫原生態系の回復を目的として整備されましたが、「アザメの会」は計画段階からこの整備に参加するとともに、現在は管理の一部も担っています。

 また、現在は、地域の子どもたち(相知小の児童)を対象に一泊二日の夏休み自然環境教室の開催や、アザメの瀬の役割を勉強する水防災教育など、新たな活動にも取り組み、次世代を担う子どもたちに「命の大切さ」「自然の大事さ」を伝えてくれています。

 

<NPO法人「アザメの会」の活動内容>

 自然環境再生への一助となるべく平成14年に「アザメの会」発足。活動が広く知られ、毎年海外も含め多くの団体が視察に訪れ、視察者からは好評を得ている。訪問者が多いことで、活動にも力が入り、良好な自然環境が維持されている。地元の相知小学校との連携は22年間継続。3年生から6年生を対象に水生生物調査、自然環境観察、学習田での田植え、魚取り等、年間6回120名程度参加の取り組みが学校行事としても定着。令和4年度からは、収穫した米を唐津市を通じて「子供食堂」にも寄贈、令和5年度からは、アザメの瀬を活用した防災教育も開始、地元小学校との交流は地域の活力にもなっている。

 

 唐津市相知町のアザメの会に「手づくり郷土賞」 国土交通省表彰 湿地の自然を体験学習などで次世代に継承する活動が評価|佐賀新聞(2024.12.18)

 

 令和6年度 「手づくり郷土賞」伝達式を行います!|九州地方整備局武雄河川事務所

 

 令和6年度「手づくり郷土賞」が選定されました!|九州地方整備局武雄河川事務所

 

 アザメの瀬自然再生事業|九州地方整備局武雄河川事務所


令和6年度「手づくり郷土賞」伝達式(2025.02.26、佐賀県唐津市)

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